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かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所 | か強診とは?

か強診

か強診とは

どんな患者メリットがあるのか

「か強診」という言葉を聞いたことがありますか。か強診とは、「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」の略です。一定の基準をクリアすると、厚労省から認可が下ります。認可を受けると患者様メリットがあります。例えば、これまで保険適用外であった歯のクリーニングを保険で受けることができたり、口腔リハビリテーションを在宅で受けたりすることができます。

どんな施設基準があるのか

どんな施設基準があるのか

これらは、厳しい基準をクリアした「か強診」と国から認められた歯科医院でしか受けることができません。か強診の施設基準は、「過去1年間に歯科訪問診療1または2、歯周病安定期治療およびクラウン・ブリッジ維持管理料、フッ化物歯面塗布の実績が一定以上あること」をはじめとするいくつかの項目があり、いずれかではなくすべての項目を満たさなければなりません

制度の目的と考え方

制度の目的と考え方

歯科医院は従来の治療だけを目的とするだけでなく、予防に重きをおいた管理、連携型の形態を求められています。歯科医師だけでなく患者様にも歯に対する予防意識を持ってもらい、かかりつけ歯科医院に通うことで、口腔トラブルを事前に防ぎましょうという考え方です。厚労省は、この考え方を推奨しています。予防意識を持ち通院することにより虫歯予防だけでなく、将来、加齢とともに歯を失うことを少しでも防ぐことができます。

まとめ

まとめ

高齢化社会といわれるようになって数十年、今後も少子高齢化は進む一方です。国の医療費がひっ迫している現実もあります。これからの医療は治療だけでなく、どのようなことを心がければ予防ができるか、進行をおさえるためにすべきことはないかという観点から医療を考えていかなければなりません。

施設基準は歯科医院にとって厳しい基準がいくつもあり、1つでもクリアできないと認められないのです。認定率(認定難易度)は低く、全体の10パーセントに満たないほどです。