セラミック治療は自費治療です。
保険適用外の治療となりますので、毎回の治療費は高額になってしまいます。
1年間の医療費と通院にかかった交通費が10万円を超えると医療費控除が適用されますが、セラミック治療は医療費控除の対象となるのでしょうか。
一部、医療費控除の対象となる場合がある?
基本的に、審美性を求めたセラミック治療は、医療費控除の対象外です。
保険適用内の治療法があるのだから、容貌を美化するために施術するセラミック治療は対象外というわけです。
しかし、以下のようにその治療目的が変われば対象となる場合もあります。
治療を目的とすれば、適用される場合がある

治療を目的とすれば、医療費控除が適用される場合があります。
例えば、虫歯や事故による欠損を補うためのセラミック治療は、歯の機能を回復するためのものとして控除の対象です。
虫歯治療の際、人前に立つ職業や営業職の方は、銀や金色など色の入っている詰め物だと印象がよくない、その為にセラミック製の詰め物を選択した場合も対象となりますし。金属アレルギーがあり、セラミックを選んだ方なども同様です。
この場合は処方された医薬品購入費や通院にかかる交通費なども(一部)控除の対象となります。
医療控除を受ける方法

医療控除は税務署に申告しなければ受けられません。
自分自身での確定申告が必要となり、医療控除の欄に記載しなければいけないので、通院や治療にかかった領収書は捨てずに保管しておきましょう。
セラミック製の詰め物の耐久期間
1度治療を受ければ、その歯に関しては治療費が一生かからないというわけではありません。詰め物には寿命があります。銀歯はだいたい3年から5年、レジンで5年といわれています。個人差はありますが、セラミック製の詰め物は10年から15年の耐久期間が目安です。
ただし噛み合わせの不具合を放置していたり、歯周病があったりするとセラミック製の詰め物の寿命は短くなります。詰め物を入れたからと放置せず、定期的に歯科検診を受けることをおすすめします。