健康診断の食事制限と水分摂取
健康診断では前日と当日の食事制限だけでなく、当日は水分を摂るのも時間が指定されています。
午前の検査の場合、健診当日は朝食を取らず、ガムや飴も摂取しないことが基本です。
水分は朝の6時から7時頃までであれば飲んでも構いませんが、お茶ではなく水か白湯を飲むようにしましょう。
水分を摂取する時間も検査の何時間前までと決められているため、持病をお持ちの患者様が健康診断を受ける場合は薬をいつ飲むべきか悩むことも多いと思います。
健診当日の投薬について確認していきましょう。
健診当日の投薬について(持病の薬の服用)
持病の薬の場合、検査の前夜分は通常通り飲んでも問題ありません。
薬を処方されている患者様で、毎朝服用するように医師から指示がある場合も通常通り服用して問題ありませんが、主治医に相談した上で判断に従いましょう。朝に服用して問題ないと指示が出た場合は200ml以下の少量の水で服用してください。胃の検査の場合は検査の2時間前には服用することが適切な検査を行うために重要です。
心臓病や高血圧、脳卒中、精神病、てんかんなどの重病に対する薬の場合、服用を中止すると身体への負担が大きく危険なため、健康診断の当日でも必ず服用してください。起床してすぐに少量の水で服用すると検査への影響も少なくなります。
重病以外の薬は検査終了後に服用しますが、糖尿病の薬や注射は食事をしていない状態で使用すると病状に影響を及ぼす可能性もあり、自己判断で使用せず必ず主治医に相談するようにしましょう。
ビタミン剤と検査の関係
ビタミン剤などを毎日飲んでいる方も患者様の中には少なくありませんが、薬の成分だけでなくビタミンCなどの成分も検査の数値に関わってきます。
特に尿検査の数値に強く影響が出るため、ビタミンC剤や総合ビタミン剤の服用は控えるようにしましょう。薬のように強い成分ではないと飲んでしまう患者様もおりますが、正しい検査を行うためにも朝に飲むのは控え、検査終了後に飲むようにしましょう。
