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歯にできてしまった白い斑点は治るの?|白斑を「削らず」改善する、ホワイトスポット治療(アイコン治療)とは?

ホワイトニング

ホワイトスポットとは?歯にできる白い斑点の原因

歯の表面にできる白く濁った斑点「ホワイトスポット」。
エナメル質の弱まりや、初期むし歯のサインとして現れたり、矯正治療後の脱灰(歯のミネラルが失われる現象)が原因と考えられています。

痛みはありませんが、見た目が気になってしまう症状です。

従来、このホワイトスポットは「削って詰める」「セラミックで覆う」といった治療が一般的でしたが、近年は歯を削らずに改善をめざせる「アイコン治療(浸潤型レジン治療)」 が広く知られるようになりました。

アイコン治療(浸潤型レジン治療)

アイコン治療は、ホワイトスポットの部分を薬剤で前処理したのち、低粘性の樹脂(レジン)を内部へ浸透(浸潤)させることで光の反射を均一にし、白斑を目立たなくする方法です。
大きく削る必要がないため、歯へのダメージを最小限に抑えられる点が大きなメリットです。施術は1回で完了することが多く、痛みもほとんどありません。

また、アイコン治療は施術直後よりも施術後1ヶ月程度経過した段階の方がホワイトスポットがより目立たなくなります。

大切なご予定に合わせて治療を希望する場合は、施術日を医師と相談するのがおすすめです。

注意

ただし、ホワイトスポットの原因や深さにより効果には個人差があります。
完全に消失せず「薄くなる」レベルにとどまるケースもあるため、医師に相談しながらご自身で納得のいく適応の見極めが必要です。

事前にホワイトニングを推奨する理由

アイコン治療のカタログや資料では、多くの場合「施術前にホワイトニングを行うことを推奨」しています。
これは単なる「審美目的の勧め」ではなく、以下のような明確な理由があります。

アイコン治療は“今の歯の色”に合わせて仕上がる

アイコン治療は、ホワイトスポットと周囲の歯の色を「合わせて」見た目を整える治療です。
つまり 治療後の仕上がりは、施術前の歯の色に強く依存します。

アイコン治療後は“ホワイトニングの効果が出にくい”可能性がある

アイコン治療では、浸透したレジンが白斑内部の構造を埋めて光の反射を整えます。レジンによって内部構造が変化するので、その部分は「ホワイトニング剤が浸透しにくくなる」ことがあります。

その為、ホワイトニング後に歯全体が白くなったことで、ホワイトスポットの部分だけ色調が微妙に浮いてしまうことがあるのです。

以上の理由から、「歯全体を先に理想の白さへ → その状態に合わせてアイコン治療を行う」という順番が推奨されています。

こんな方におすすめ

  • 矯正治療後、前歯に白い斑点が残っている
  • 歯を削らずに自然な見た目に近づけたい
  • セラミック治療は避けたい

アイコン治療は、審美性と歯の保存性を両立できる選択肢として注目が高まっています。

ホワイトスポットが気になる方は、まずは歯科医師の診断を受け、ホワイトニングの適応や治療の順番も含めてご相談いただくと安心です。