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歯周病と歯磨き | 意外と知らない?歯周病を予防できる歯磨きの方法

歯周病

歯周病は日頃の歯磨きで予防が可能です。もし歯肉炎になっていても、初期段階であれば歯磨きで症状の改善も期待出来ます。

歯周病の原因となる歯垢(プラーク)は、歯の表面に付着したり歯周ポケットに溜まったりするため、毎日しっかりと歯磨きを行って除去していくことが重要です。

プラークを除去できる歯磨きの方法は?

殺菌の薬用成分が入った歯磨き粉を選ぶ

プラークをしっかり除去するには、まず歯周病が細菌による感染症であることを理解し、歯磨き粉の成分に注目しましょう。

菌を殺菌できるように「薬用成分」が入った歯磨き粉を選ぶと、口腔内のケアをしっかり行うことが可能です。

薬用成分とは、厚生労働省がその効果を認め、認可した成分のことを指します。

歯周病予防に役立つ代表的な成分としては、フッ化ナトリウムモノフルオロリン酸ナトリウムが挙げられます。これらは歯のエナメル質を強化し、細菌の繁殖を抑制する効果があります。
また、トリクロサンイソプロピルメチルフェノール(IPMP)といった殺菌成分も有効です。

これらの成分が配合された歯磨き粉を使うことで、歯周病の原因となる細菌の除去や、炎症の抑制が期待できます。歯磨き粉を選ぶ際には、これらの成分を含む製品を選ぶと効果的です。

効果的なブラッシング

歯ブラシは歯周ポケット内のプラーク除去を意識することが重要なため、患者さま独自の磨き方ではなく、効果的なブラッシング方法を知ることが大切です。

歯磨きの際は、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の間に45度の角度で当てて磨きましょう。

この際に強い力で磨くと歯茎に必要以上のダメージがかかってしまうので、軽い力で磨くことを意識しましょう。
歯と歯茎の間だけでなく、歯と歯の間にもプラークは溜まります。歯ブラシだけでは除去しきれなくなるので、歯間ブラシなども併用してしっかり除去していきましょう。

就寝前の歯磨きは一層丁寧に

寝ている間は唾液の分泌量が減ってしまうことから、細菌を繁殖させないように「寝る前の歯磨き」はより一層丁寧に行うのが重要です。

歯周病の中でも「歯茎の炎症で留まっている歯肉炎」の段階はまだ初期段階です。プラークの除去をしっかり行えば、患者さまによる歯磨きのケアだけでも健康的な状態に戻すことが可能です。

気をつけて!こんな症状が出ていたら

歯肉炎が進行すると、歯茎の赤みや腫れが強まり、押すと痛みを感じることがあります。また、歯磨きやフロスの際に歯茎から頻繁に出血する場合は、炎症が進んでいるサインです。

歯肉炎により歯茎が痩せてくると、歯と歯茎の間に隙間(歯周ポケット)ができることでさらに汚れがたまりやすくなります。歯周ポケットが深くなるとプラークや歯石が溜まり、歯ブラシでは除去できなくなることもあります。

こうした症状が見られたら、セルフケアだけでは改善が難しいため早めに歯科医院を受診しましょう。専門的な診察と治療を受けることで、症状の進行を防ぎ、歯の健康を取り戻すことが可能です。

歯科医院での歯石の除去や口腔内の洗浄はどんなものがあるの?

進行した歯周病では、歯石や汚れが歯周ポケット内に溜まり、セルフケアでは取り除けません。そんな時、歯科医院では以下のような治療を行います。

● Sc(スケーリング)

保険診療で歯石の除去や洗浄を行い、歯周病を治療します。

● SRP(エスアールピー|スケーリング&ルートプレーニング)

重度の歯周病の場合おこなう治療です。
歯石除去と歯根の表面を滑沢にすることで、細菌の再付着を防ぎます。

● PMTC(ピーエムティーシー|プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニング)

自費診療で歯周ポケットの奥深くや歯表面のバイオフィルムを徹底的にクリーニングします。
自費診療のためイベント前に歯をクリーニングしたい、頻度をあげて口腔ケアをしたいと考えている方も受診可能です。

最後に

歯科医院での治療後でも、日々の正しい歯磨き習慣は重要です。定期的なケアを続けることが、歯周病を抑える最善の方法です。

歯磨きの仕方や、患者さま自身の磨き方のクセが自身でわからない場合は歯科医院のブラッシング指導を受け、しっかり理解していきましょう。