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歯ぎしりや食いしばりの身体的影響 | 心配ない?子どもの歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしり・食いしばり

寝ている間や無意識に行っている歯ぎしりや食いしばりは、実は身体に悪影響を多く与えます。歯ぎしりや食いしばりによって歯にかかる力は一般の方が思うよりも強く、歯に大きな負担がかかります。

歯ぎしりや食いしばりによる身体への悪影響

歯の神経痛、顎関節症

この負担がかかり続けると、歯がすり減ったり割れたりすることもあるので、注意が必要です。改善しないと割れた箇所から神経にダメージを負い、痛みやしみるなどの症状も出てきます。また、歯に力がかかり続けることにより、顎の関節にも影響を及ぼし、顎関節症になる可能性も非常に高いです。

歯周病、頭痛、肩こり、腰痛

歯に力がかかることで、歯を支えている骨が吸収され、歯周病の原因になることも少なくありません。歯だけではなく身体にも影響があり、頭痛、肩こり、腰痛などの症状が出るのも歯ぎしりと食いしばりの特徴です。筋肉に力がかかり続けることにより、筋肉が常に強ばった状態になり、頭の横の筋肉から肩にかけて腰の筋肉までストレスがかかっていきます。

子どもの歯ぎしりや食いしばりは生理現象?

歯の位置の調整

大人の歯ぎしりや食いしばりは様々な悪影響を及ぼしますが、一方で、乳歯から永久歯に生え変わる段階の子どもにとって歯ぎしりは悪影響のある行為ではありません。生えてきた永久歯の噛み合わせが悪い場合、歯ぎしりや食いしばりで無意識に歯の位置を調整しようとします。

歯科医院に相談が必要な場合

正しい噛み合わせに整えるための生理現象であるため、歯ぎしりをしていても問題はありません。成長して歯が生え揃ってくると自然と歯ぎしりや食いしばりを行わなくなるので、気にせず見守っていきましょう。しかし、6歳を過ぎても歯ぎしりが治らない場合や痛みを訴える場合は歯科医院で検査を受けてください。

また、歯が生え揃っていない段階でも痛みや違和感をお子さんが訴えているのであれば歯科医院に相談し、検査して異常を発見していくことが重要です。歯ぎしりは大人も子どももストレスが原因で行うことが多いので、日頃の生活を見直すことも必要になってきます。歯ぎしりや食いしばりが酷く、困っている方は歯科医院にぜひご相談ください。