毎食後歯磨きをしても歯垢がたまる? | 効果的な歯周病予防

歯周病

すでに歯垢や歯石がたまっていたり、歯周ポケットができたりしている方は歯科医院での歯石除去や歯周病の治療が先決です。歯の歯垢・歯石を完全に除去した上で、毎日のケアである歯磨きが大変重要になります。気をつけて歯磨きしている方は多いのですが、大切なのは磨き方です。毎食後歯磨きをしていても方法が間違っていたり、磨き残しがあったりすると気づかないうちに歯垢がたまります。

効果的な歯磨きの方法

歯磨きの際は、歯と歯ぐきの境目に毛先が確実にあたっているか確認しましょう。歯垢の除去には軽い力で小刻みに1ヶ所10〜20回ほど磨くのが効果的で、デンタルフロスや歯間ブラシを使うのも有効です。また、テレビを見ながら等の“ながら磨き”は磨き残しを助長してしまいやってはいけない行為です。鏡の前で自分の磨いている部分を意識しながら磨くのは磨き残しを減らすテクニックの一つです。歯周病予防に効果的な歯磨き粉を選ぶのもよいのですが、歯磨き粉はあくまでも補助的な役割となります。

定期健診で早期発見・早期治療

また、自己流の歯磨きでは不十分な場合が多いです。歯科医院で定期健診を受ければ、正しい歯磨き方も指導してもらえます。気になる方は相談してみてください。

歯周病の原因である歯垢は、毎日正しく歯磨きしていても落としきれていないことがあります。定期健診では、歯科医が歯の状態をチェックしますので、歯周病の早期発見・早期治療につながります。

唾液の量を増やす

歯周病予防として、他にも唾液の量を増やすことも効果的です。口の中の唾液の量が多いと歯周病の原因である細菌も流れやすく、歯周病予防になります。唾液の量を増やすためには、よく噛む、ガムを噛む、適度な水分補給、リラックス、鼻呼吸があります。ガムや水分は糖を含むと虫歯の原因になるので、糖の入っていないものにしましょう。

不規則な生活習慣を改善する

また、夜は唾液の量が低下するため、就寝前はより丁寧に歯を磨いてください。他にも、タバコや不規則な生活習慣も歯周病のリスクを高めます。特に喫煙者は非喫煙者と比較し約5倍の発症リスクだといわれています。喫煙の影響で口の中は細菌が繁殖しやすい環境になり、歯周病の発症にも気づきにくいです。すでにタバコを吸っている方も禁煙すれば発症リスクを下げられます。また、生活の悪化は免疫力を低下させ、歯周病のみならず他の病気にもかかりやすくなります。生活習慣を見直すことも重要で歯周病予防の基本は、日々のセルフケアの徹底です。丁寧な歯磨きと定期健診できれいな歯を保ちましょう。

この記事を監修してくれた歯医者さん
日本口腔外科学会 認定医

略 歴
昭和大学 歯学部 卒業・昭和大学大学院 歯学研究科 臨床系歯科麻酔科学 修了・昭和大学 歯学部 全身管理歯科学歯科麻酔科 助教・医療法人社団コンパス 常務理事

保有資格
歯科医師、歯学博士・日本口腔外科学会 認定医・日本外傷歯学学会 認定医

監修医師プロフィールはこちら

越智英行をフォローする
歯周病
この記事をシェアする
歯医者コラム | みんなの食べる幸せづくり「コンパスクリニック」