外来診療とは
外来診療とは、診療科において通院患者の診療や治療を行うこと、またはそのための診療体制をいいます。複数の科が連携することで幅広い病状に対応でき改善に向けた処置を施せるため、市販薬での対処が難しい場合や、レントゲンや手術といった特別な処置が必要な場合などに利用されます。
外来診療の内科医師に必要なこと
外来診療では、完治までに何年もの月日が必要な重篤な症状から、数回程度の通院で完治可能な軽症まで、幅広い年齢層や症状を持つ患者様の対応を行わなければなりません。そのため、外来診療を担当する医師には幅広い知識と対応力が必要とされます。
外来診療の内科医師の仕事
見つけて治す
患者様の診療や治療を担当する医師は、外来診療に訪れた患者様の病状を観察し、必要に応じて精密検査を行います。継続的かつ専門的な治療がどの程度必要なのかを把握し、それによって次回の通院日程や処方薬を定めるのです。また、即座の治療が必要であると判断された場合には、入院判断を下すこともあります。
心のケア

患者様の心のケアも外来診療を担当する医師の仕事のひとつです。患者様が必要以上の不安を感じることがないよう病状を丁寧に説明したり、自宅でのケア方法を指導したりします。場合によっては訪問診療を担当する医師と連携し、患者様の自宅でも専門的な治療が可能となるように調整していくのも大切な役割です。
外来診療の看護師の仕事
看護師は診療の際に医師のサポートをするとともに、患者様の介助や診療前後の検査結果の確認、診療にかかわる手続きなど多岐にわたる業務を担当します。患者様の入院が決定した際にはそれぞれの診療科に必要な処置の要請を行うほか、必要に応じて他の病院に対して働きかけをすることがあります。
オンライン診療
昨今では、オンラインでの診療に対応するなど、外来診療のあり方も多様になってきています。対面受付や電話受付のほか、インターネット上での予約や診療を取り入れることによって、よりスムーズに患者様を受け入れる体制が作られているのです。