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インプラント治療ができないケースとは? | 口腔内や身体の状態によってはインプラント治療ができない!

インプラント

保険適用外で高額であっても、美しい歯に再び戻すためにインプラントを選択する方は少なくありません。しかし、インプラントは虫歯治療などとは異なり、誰でもできる治療ではなく、口腔内や患者様の身体の状態によって治療できるかどうかが決まります。

インプラント治療ができない例① | 骨量がたりない

インプラント治療ができない代表的な例を見ていきましょう。まず、インプラント治療ができない例に骨量が足りないことが挙げられます。インプラント治療は人工歯を歯槽骨という骨に埋め込むため、埋め込んだインプラントを固定するには、一定の骨の厚さと高さが必要となります。そのため、骨粗しょう症などの病気で骨が脆くなっている方にはインプラント治療が施せないことが多いです。

インプラント治療ができない例② | 糖尿病を患っている

2つ目の治療できない例は糖尿病を患っていることが挙げられます。糖尿病の方は免疫機能や抵抗力が低下しているため、切開が必要不可欠なインプラント治療では傷口の回復が遅くなってしまいます。それにより、細菌感染しやすく歯周病リスクも高くなるため、インプラント周囲炎を引き起こしやすくなるのも治療ができない理由の1つです。

インプラント治療と相性が悪い | 喫煙

インプラント治療と相性が悪い | 喫煙

喫煙によってしっかり固定できない

また、喫煙者はインプラント治療と相性が悪い傾向にあります。実はインプラントと顎の骨を固定するためには血流がとても重要になり、血流が悪いとインプラント治療が行えません。タバコを吸うことで発生する一酸化炭素と、タバコに入っている成分であるニコチンは血管を収縮させるため血流が悪くなってしまいます。そういった状態が続いていると歯茎が下がったり、骨を形成する力が低下してしまったりするため、インプラントをしっかり固定できないことが、治療が困難な理由です。

喫煙によって歯周病リスクが非常に高まる

また、同様の理由で喫煙者は歯周病のリスクが非常に高く、インプラントの治療を行ったとしてもその後のメンテナンスが難しくなります。そのため、喫煙者の方でインプラント治療を希望される場合は、一時的でなく本格的な禁煙を行うことが重要です。自身がインプラント治療を行えるか、まずは医師に相談することを心がけてください。