健康診断の前日は、検査に影響が出ないように過ごすことが重要です。飲食や睡眠は検査数値に影響が出やすいため、早めに夕食を済ませ、早めに就寝することを心がけましょう。起きてから検査まで食事をしてはいけませんが、脱水状態に近いと血液の濃さに影響が出るため、水分補給はしっかり行っておく必要があります。
健康診断の前日の過ごし方
飲食について
当日の検査が午前である場合、飲食は前日夜9時までに終えることが望ましいです。消化の良い食べ物で、いつもより少なめに食べるようにし、揚げ物など脂質が多い料理や高カロリーな菓子類、炭水化物や塩分が多めのメニューは避けましょう。午後の検査であってもできるだけこれらの食べ物は避け、うどんや豆腐など消化の良い食べ物を選ぶことで適切な検査結果が得られやすくなります。また、コーヒーのようなカフェインが含まれている飲み物は睡眠への影響が懸念されるため、できるだけカフェインのない飲み物を選びましょう。アルコール類も肝臓の数値に影響が出るため、お酒をよく飲む方は前日だけでなく数日前から控えるようにしましょう。
避けるべき食べ物
健康診断を行う前日の過ごし方は検査内容によって少し異なり、医療機関の指示も変わってきます。胃カメラやバリウム検査、大腸内視鏡検査がある場合は食物繊維の多い根菜類、海草類、キノコ類、蕎麦、玄米、チーズやヨーグルトなどの乳製品も避ける必要があります。胃や腸に消化されなかった食べ物があると適切な検査が行えない可能性があるので、必ず医療機関の指示を守りましょう。
過度な運動は控える
健康診断前日は過度な運動を控えることも必要です。ランニング、筋力トレーニング、テニスや水泳などの有酸素運動は、尿酸値や肝機能などの検査数値に影響する傾向があります。尿中にたんぱく質が出やすくなり、正しい検査が行えなくなるため、前日の過剰な運動には注意しましょう。人と会話ができる程度の運動であれば行っても問題ないため、前日は運動の強度を下げることを意識しておきましょう。