通院と訪問診療の併用は条件次第
訪問診療に関して、「外来で通院していますが、訪問診療を受けられますか?」という質問がよく聞かれます。結論からいいますと、通院と訪問診療を併用することは可能です。ただし、訪問診療は誰もが受けられるわけではなく、病気や障害などが原因で通院が困難である方や終末期療養を自宅で行いたい方など一定の条件があります。そのため、通院と訪問診療を併用したい理由によっては併用が難しいケースもあります。
通院と訪問診療の併用できない人
通院と訪問診療を併用できない人の例を見てみましょう。
「病院の待ち時間が長くて嫌だ」「他人と一緒に待合室に居たくない」「自分ひとりを専門に診て欲しい」「通院にかかる費用を払いたくない」などが理由で訪問診療も併用したいと希望しても併用はできません。
通院と訪問診療の併用できる人
ではどのようなケースなら病院への通院と訪問診療の併用が可能であるかを説明します。たとえば抗がん剤治療を通院で行っている方が、副作用が強く頻繁に病院への通院が厳しい場合や、特殊な検査、治療は半年に一回なのでその間は訪問診療を受けたい場合などは併用が可能となります。