健康診断には
・定期健康診断(法定健診)
・生活習慣病予防検診
・特定健康診査(メタボ検診)
などの種類があります。
定期健康診断と、生活習慣病予防検診
定期健康診断は会社を経営している場合、会社側が社員に対して1年に1回必ず受けさせる義務がある健康診断です。
生活習慣病予防検診は任意の健診で、義務はありませんが定期健康診断よりも検査項目が多いのが特徴で、特定健康診査は40歳から74歳の人を対象にして実施される特別な健康診断を指します。
健康診断は健康組合が指定する医療機関に電話やインターネットで健康診断を受ける場所、日程を決めて申し込むのが一般的な手順となります。
ただし、定期健康診断は会社によって異なり、巡回検診車を会社や公民館などに呼んで健康診断を行うケースもあります。
健康診断の受け方と手順
申し込んだ後、健康診断の1週間前に案内書と問診票、検査キットが届きます。
案内書には注意事項が書かれているので、しっかり読んでおきましょう。
問診票に必要事項を記入し、検尿は前日夜か朝に行います。便検査がある場合は便も採取しておきましょう。特定健康診査の場合、40歳から74歳の対象者に受診券も送っているので、当日は受診券と保険証を持参する必要があります。
案内書に記載された場所と日時に医療機関で受付けを行います。
問診票、尿や便を採取した検査キットを提出し、番号札を受け取って待合室で待機します。
服装やアクセサリーによって適切な検査ができない場合もあるため、検査の妨げにならない検査着を着用し、アクセサリーは外してから健康診断を行います。
最初に基本的な検査である身体測定と血圧測定を行い、続いて聴力検査、視力検査、眼底検査、必要に応じて血液検査のために採血も行う場合もあります。次に心電図検査、腹囲測定、胸部X線検査、胃部X線検査など行っていくのが定期健康診断の基本的な流れです。
ただし、健康診断の種類や医療機関によっては検査項目が異なる場合があります。