通院の場合の所要時間
訪問診療は実際にどのような流れで行われ、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。通院の場合は、病院への移動時間、診察前後の待ち時間、会計、薬局での薬の受け取りなど、診察や治療以外でも相当な時間がかかります。その時間が患者様はもちろんのこと、サポートするご家族にとっても負担となっているケースが多くあります。通院回数が多い場合には尚更のことでしょう。
訪問診療の場合の所要時間
診察の頻度
訪問診療の場合は、診察の頻度は患者様によって異なりますが、月2回ほどが一般的です。病気や怪我などの容態の大きな変化を感じていなくても、決まった曜日、時間帯になれば計画的に訪問が実施されます。もちろん、容態が急変した場合は緊急訪問をし、適切な対応をとることも可能です。
所要時間
訪問診療にかかる所要時間は、患者様のその日の状態によって違いはありますが、平均的には15~45分ほどです。その中で、診療、治療、療養上の相談などを行い、ご自宅で一緒に過ごされているご家族の方からも相談を受けることがあります。通院で診察を受ける場合と比較し、15~45分というのは非常にスムーズな対応であるといえます。訪問診療といっても非常に幅広い治療や検査に対応しているので、患者様からの申し出があれば、些細なことであっても相談にのり、要望に寄り添った対応を行います。
訪問診療のメリット
訪問診療は、普段過ごすご自宅や施設で行われます。そのため、患者様がリラックスして診察と治療を受けられることが大きなメリットです。病院に行き、診察室に入るとなんだか緊張してしまう、ストレスを感じてしまうという経験がある方も多いでしょう。しかも、通院が困難な方ですと、病院に行くということ自体が大きな負担となり、意思に反して通院ができないこともあります。通院困難な方が身体的な負担だけでなく、時間的な負担も感じずに、健康を維持していけるサービスが訪問診療なのです。