認定訪問歯科衛生士とは
高齢化が進む現代社会において、歯科訪問診療の需要は年々高まっています。そして、歯科訪問診療は未経験であっても求人に応募することができるケースも多くあります。そのような中で、歯科衛生士が歯科訪問診療を行うにあたっての認定資格というものも存在します。これは、認定訪問歯科衛生士という日本訪問歯科協会による認定制度です。専門的な知識と経験のある歯科衛生士であると認められるため、患者様もより安心して診療を受けられるでしょう。この資格を取得するためにはどうすればいいのでしょうか。
認定訪問歯科衛生士の資格取得条件
取得条件
まずは、国家資格である歯科衛生士の資格取得が必要です。外来、訪問に関わらず、この資格がなければ歯科衛生士としての業務を行うことはできません。そして、歯科衛生士として訪問歯科学会に参加しているクリニックで2年以上働き経験を積みます。同時に、日本訪問歯科協会にも2年以上在籍しなければなりません。
講習会やセミナー参加
通常の業務に加え、日本訪問歯科協会が認定する講習会やセミナーに参加して日々学び続けることも必要です。日本訪問歯科協会では、歯科訪問診療や健康福祉増進のための知識を深め身につけていくために、ブロック研修会、日本訪問歯科医学会、研究会、ワークショップなど、様々な研修や交流の場を設けています。認定訪問歯科衛生士の資格を取るための必須条件ではないですが、参加することでより知識を深められるため積極的に参加をしましょう。積極的に学び、研究することで知識と経験が豊富な訪問歯科衛生士へと成長できます。
以上の条件を満たし試験に受かることで、認定訪問歯科衛生士に登録でき、日本訪問歯科協会の認定医として認められます。歯科衛生士として歯科訪問診療に携わり活躍したいのであれば、こうした認定資格を取得することで知識や努力が認められ、他の歯科衛生士と差別化できます。自身のキャリアアップにもつながり、一生モノである歯科衛生士の仕事を長く続けられることでしょう。