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歯科訪問診療で歯科医師に必要な5つの重要ポイント

訪問診療 歯科医師

歯科訪問診療とは

歯科訪問診療は、通院できない方に対してご自宅や老人ホームのような施設に歯科医師、または歯科衛生士が訪問して歯科診療や口腔ケアを行うことを指します。医師側から出向く訪問診療は様々な決まりごとがあるため、歯科訪問診療を実施する上で重要となるポイントを確認していきましょう。

歯科訪問診療で重要な5つのポイント

患者様の情報収集

まず1つめのポイントは患者様についての情報収集です。医院とは異なる環境で診療をするため、患者様やご家族の希望を把握することが特に重要となります。電話での聞き取りに始まり、患者様やご家族、施設スタッフに直接お話を伺う、要介護認定者の場合はケアマネージャーからも情報収集をしていきます。

準備物の案内

患者様の情報収集が終わった後は歯科訪問診療に向けて準備をしていきますが、この際に2つめのポイントとなるのが決定した訪問日や保険証など準備物の内容をしっかりお伝えすることです。認知症の患者様の中にはトラブルになるケースもあり、連絡事項はご家族への共有を忘れずに行いましょう。

診療機材の準備

3つめのポイントは歯科訪問診療の機材準備です。自院で行う診療と異なり、訪問診療では持ち運びできる機材で診療をする必要があります。初回は無理のない範囲でできる診療のため特別な機材は必要ありませんが、緊急の際に応急処置できる最低限の機材は揃えておくことが重要です。患者様が普段使用している歯ブラシなどの準備は患者様やご家族にお知らせし、用意してもらいましょう。

全身状態を確認

4つめに歯科訪問診療で重要となるのが、口腔内の状態だけではなく患者様の全身の状態の確認をする点です。現在の病状や服用している薬の確認などをしっかり行い治療していきます。初回の検査では問診や口腔内のチェックをします。歯と歯肉の状態や症状、口腔内の清掃状況、口腔内清掃の実施者や回数などのチェックが重要になります。初回の治療は複雑な処置を避け、患者様の状態を確認しながらご家族や施設スタッフともコミュニケーションを取ることが大切です。

患者様への柔軟対応

次回のアポは今後の治療方針をしっかりと説明してから初回に立てた治療計画を元に決めていきます。患者様の体調に合わせて治療を進めますので、治療計画通りに進まないときもあります。最後の5つめの大切なポイントとして、歯科訪問診療を実施する際は患者様の希望を常に確認しながら柔軟に対応していくという点になります。

コンパスメディカルグループでは、スタッフの働きやすさ「ワークライフバランス」の改善、異なる専門スタッフ同士の垣根ない連携「チーム医療」の追求により、日々最善の医療提供を目指しております。また、医科・歯科・健診の3つの事業、訪問・外来の2つの診療形態に従事する多様なスタッフが、互いにリスペクトし合い、フラットな関係で学び合える環境を追求しております。
患者様の「食べる」「寝る」「出す」を支え、一日をにっこり過ごしてもらいたい、そんな想いを持った仲間を募集中です。少しでも興味をいただけた方は、コンパスメディカルグループの採用情報を是非ご覧ください。

この記事を監修してくれたお医者さん
医療法人社団コンパス 常務理事

略 歴
昭和大学歯学部 卒業/日本歯科大学病院(研修歯科医師)/医)八重瀬会 同仁病院(歯科口腔外科)/コンパスデンタルクリニック蕨 入職 院長就任/医療法人社団コンパス 常務理事

保有資格
歯科医師/日本口腔外科学会所属

監修医師プロフィールはこちら

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