内視鏡検査とは
内視鏡検査とは、先端に小型カメラまたはレンズを内蔵した内視鏡スコープを、口や鼻、あるいは肛門より挿入して行う検査です。食道や胃、十二指腸、大腸の内部を観察し、必要に応じて治療を行います。一般的にスコープを挿入する場所や検査する箇所によって、胃カメラや大腸カメラと呼ばれます。今回は、胃カメラや大腸カメラによる検査および治療にかかる費用の目安についてご紹介します。
内視鏡検査の保険適用条件
まず、内視鏡検査が保険適用になるかどうかですが、検査を受けるきっかけがポイントです。何かしらの症状があったり、他の検査で異常が発見されたりなど、病気が疑われる状況で医師が必要であると判断した場合には保険適用となります。人間ドックや健康診断などで行われる内視鏡検査は自由診療にあたります。病気を疑う状況での検査は保険適用、早期発見のための検査は保険適用外になり、健康診断は自由診療となります。
保険適用の検査費用
自己負担費用の目安
保険適用になる場合の検査費用については、保険の負担割合によって異なります。胃カメラの自己負担費用の目安は2,000円〜10,000円程、大腸カメラの自己負担費用は3,000円〜13,000円程です。また、事前診療には2,000円~4,000円程かかるのが一般的です。
ピロリ菌検査や組織検査費用の目安
このほか、胃カメラ検査にピロリ菌検査や組織検査がプラスされた場合は、10,000円程の追加費用がかかります。大腸カメラで組織検査をプラスした場合も同様です。さらにポリープ切除が必要な場合には、20,000円~30,000円程の加算となります。
保険適用か否かでも費用は異なりますが、内視鏡検査にかかる費用は検査を行う医療機関によっても大きく異なります。初めて内視鏡検査を受ける患者様の場合、検査内容はもちろん、費用負担についても気になる方が多いのではないでしょうか。診療時は費用についても詳細に確認しておくことが大切です。