仕事をしている中で、こんな場面に心当たりはありませんか。
- 全体の流れを考えて自然と先に動いている。
- 誰がどこに入るとスムーズかを頭の中で組み立てている。
- トラブルが起きたとき、まず状況を整理してから動いている。
こうした行動を無意識にしている方は、「段取りを考える力」を持っている人です。
この力は業界や職種が変わっても活かされやすく、現場を支える仕事と相性の良い特徴でもあります。
この記事では、私たち健診チームの視点から、段取り力がどのように活きるのか、どんな場面で役立っているのかを具体的にお伝えします。
なお、ここでいう健診とは、企業や学校、高齢者施設などを訪問して行う「巡回健診」を指しています。
「段取りを考えるのが得意」とはどういうことか
段取りが得意な人は、単に計画を立てるのが好きなわけではありません。
実際の現場では、次のような行動として表れることが多くあります。
- 全体の流れを頭に入れながら動いている。
- 周囲の動きを見て、自分の役割を自然に調整している。
- 先に起こりそうな詰まりや混乱を予測して準備している。
段取り力とは、状況に応じて現場全体が止まらないよう整える力です。
マニュアル通りに動く力とは少し違い、その場その場で判断しながら動く感覚に近いかもしれません。

現場を「支える側」の仕事とは
巡回健診の現場を支える仕事は、前に立って目立つ役割ではありません。
人や時間、流れを見渡しながら、全体がスムーズに進むよう整える役割です。
巡回健診の現場では、次のような動きが含まれます。
- 当日の流れや進行を確認し、現場に共有する。
- 受付や誘導が滞らないよう、状況を見ながら調整する。
- 想定と違うことが起きた際に、関係者と相談しながら対応する。
一人で抱え込むのではなく、チームの中で支え合いながら進めていく仕事です。
医師や看護師、スタッフと声をかけ合いながら現場を整えていきます。
段取り力が活きる巡回健診の現場の特徴
巡回健診の現場には、段取りを考える力が自然と求められる要素があります。
- 限られた時間内で健診を終える必要があること。
- 会場や受診者数など、条件が毎回異なること。
- 複数の立場の人が同時に関わること。
「先を読む力」が、そのまま現場の安定につながる環境です。
次に何が起きそうかを考えながら動くことが、結果的に全体を支えることになります。
日々の仕事の中で求められる調整力
巡回健診の仕事は、当日の現場対応だけで完結するものではありません。
事前から当日、終了後まで段取りは続いています。
- 当日の体制や流れを事前に確認すること。
- 現場が混乱しないよう、必要な情報を共有すること。
- 当日は状況を見ながら、無理のない形に整えていくこと。
こうした細かな調整の積み重ねが、現場を支える力になります。
人の動きや時間配分を確認し、必要に応じて相談しながら流れを整えていきます。
巡回健診の現場で感じる、段取り力の価値
巡回健診では、同じ一日が続くことはほとんどありません。
だからこそ段取りを考えながら動ける人は、現場の中で自然と頼られる存在になっていきます。
実際に働いているメンバーの多くも、最初から医療や健診の知識を持っていたわけではありません。
これまでの仕事で培ってきた段取り力や調整力を活かしながら、少しずつ現場に慣れてきました。
医療資格がなくても、医療を「支える側」として現場に関われることに、やりがいを感じている人も少なくありません。

この働き方に興味がある方へ
段取りを考えることが自然で、現場全体を見ながら動くことにやりがいを感じる方にとって、巡回健診の現場はこれまでの経験を活かしやすい仕事の一つです。
私たち健診チームも、それぞれ異なるバックグラウンドを持つメンバーが集まり、声をかけ合いながら日々の現場を支えています。「自分の段取り力も、こんな形で役立つのかもしれない。」
そう感じた方は、私たちがどんな現場で、どんな雰囲気で仕事をしているのかを、ぜひ一度のぞいてみてください。




